エコデンカーとはなんぞや

【追記】20210814

エコデン関連の検索で訪れる方が複数いらっしゃるようですので、よければ関連記事についても覗いていただけると嬉しいです。

エコデンカーのギヤ比の算定方法について - Rightblue9のブログ (hatenablog.com)

エコデンカーのギヤ比算定方法、その2 - Rightblue9のブログ (hatenablog.com)

モーター特性の測定 - Rightblue9のブログ (hatenablog.com)

  

 

お久しぶりです。

さて、今回書きたいことは僕のやりたいモノづくりについてです。

 

私の専攻は電気工学ですのでそれに因んだ何かをしたいと常々思っておりました。

パッと思いつくものを挙げると以下のような感じ。

・自作アンプ

・自作スピーカー

・自作ラジオ

・自作モーター

・自作インバーター

・ライントレーサー

ロボコン

・ロボフト

などなど。。。

 

その中でも特にやりたいと思っているものがあります。

それが「エコデンカーレース」です。

どんなものかというと、人を乗せて走る電気自動車を作って時間内にどれだけの距離を走ることができるかを競う競技です。

 

概要は以下のような感じ。

車両の電源はバイク用の密閉式バッテリー1つ。(大会運営側から支給される)

それ以外の補助電源はナシ。

全長3m以下、ブレーキ2つ、警告用のベル、後方確認用のミラーなどが必須。

ドライバーの体重が60kg未満の場合はウェイトを持たせて60kgに合わせる。

一周約300mのオーバルコースで周回数を競う。

同周回数の場合先にゴールした方が上の順位になる。

一般モーターの部、ワイパーモーターの部は混合で走行する。(かなりスピード差があるのでちょっと危険)

※一般モーターの部とは、要はなんでもありの魔改造部門みたいなものです。

※ワイパーモーターの部とはその名の通り、車のワイパーに使われているモーターを使用して作成された車両の部門です。

HP

http://www.osaka-c.ed.jp/izumi-t/3/teijisei/ecoden/ecodentop.html

 

この競技に興味を持ったのは高校の部活動で実際にやっていたからなのですが、当時の私の知識では電気回路の部分が完全なブラックボックス状態で、”ガワ”だけを作成しモーターとバッテリーを接続して車体に載せ、ただ走るだけというなんとも心残りの多い経験を残したまま卒業してしまいました。

大学を卒業し、新社会人になった今、もう一度エコデンカー製作に挑戦したいという気持ちが再発してきたので時間をかけて完全自作の車両を作ろうと思いました。

 

私のエコデンカー製作にあたり、1番やりたいことは決まっています。

・三相ブラシレスDCモーターのモータードライバを自作すること

 

知らない人にとっては「三相でDCとは?」と言う疑問符がついている事でしょう。

実際、このモーターは直流電源で動作する三相交流電動機であります。

何をしているかと言うと、モーターに直流から交流を作り出す回路が内蔵されていて、それのおかげで直流電源でも交流モーターを動作させる事ができると言うシロモノです。

 

私が作りたいのは「直流から交流を作り出す回路」いわゆるインバーターと呼ばれる部分なのですが、何故わざわざ直流モーターを使わないのか?と言うとそれは、三相ブラシレスDCモーターは直流モーターに対して以下の点において特に優れているからです。

接触子がないので機械的ロスが少ない

接触子がないのでメンテナンスが不要

・制御性に優れている

・高効率である

 

特に、制御性に優れる点については特筆すべきものがあり、やれることは色々あるのですがそれはインバーターが完成してからの話なのでまた今度。

 

とりあえず今回は私のやりたい「ものづくり」について書いてみました。

まぁインバーター製作は全くの無知から始めるので体力と時間が追いつかないことも多いと思います。

それ以外でもちょいちょい調べながら遊んでいるのでちまちま更新していきます。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。