ene-1車輌の設計製作3

昨日の今日で進捗があったので更新です。

写真ではリンクユニットの印刷中の様子。

リンクユニットの印刷

出来上がった印刷物。

ユニットの結合確認

出来栄えをチェックし、仮組みして寸法に狂いがないかを確認したらもう片方も印刷する。

ロッドエンドのロッド連結部分が取り付け面に対して干渉してしまうのでワッシャーで下駄上げしてやる必要がある。

ロッドエンドの干渉

反対側のユニットも作成し連結した様子。

本来ならロッドエンドの片側は逆ネジを切って使用するが今回はネジピッチで合わせる。

仮組みなので。

左右印刷物を組付け、連結確認

しかしここで問題に気付く。

印刷物がロッドエンドに干渉してしまって切れ角を大幅に制限してしまっている。

印刷しなおしが必要であるがこの問題については肉を切っても強度低下にはつながらないので一旦置いておく。

それよりも全体としてきちんとくみ上げることが可能かどうかを検証する。

切れ角の干渉部分

今度はハンドルの切角をロッドに伝えるやつを作る。

ハンドル、リンク機構の連結部分

ハンドルのフレームワークも考慮しつつ組み付け。

リンクロッドの長さが足りなかったので来週買いに行きます。

リンクロッドの仮組全体

ハンドルの回転機構も色々と考えて印刷しました。

これに関しては後で図解します。(難しい事はしてない)

ハンドル取り付け部

今のところの最終形はこんな感じ。

ハンドルステーが長すぎるので適切な長さのものを購入する予定。

作業途中全体

ここまで来るとあとはハンドルとリンクが繋がればフロントタイヤ回りは完了。

次はブレーキの取り付けに入る。

ブレーキは必ず二系統取り付ける必要がある。

だいたいは後ろタイヤに二系統分付けてしまうのが多いと思う。

それが完了したらモーターステーを取り付けてチェーンを貼れば走行できるようになる。

 

ここまで来るのに半年はかかると思っていたので自分でもびっくりしている。

やはり一番大きいと思うのは3Dプリンターがあることだ。

リンク機構の部分やタイヤの軸受け部分、ブレーキ取り付け部やモーターステーなどは常々どうしたらいいかな~って頭の中には描いているわけですが、いざ金属加工するかとなった時どうしても無理なことが多い。

それに精度が出せない。

私は金属加工が苦手なのだ。

CNCとか旋盤とか使うならまだしも手作業で切ったり穴あけしたりしてもまっすぐにならない。

きれいに直角を出したり、穴を垂直に開けたり、そんな単純なことが一番難しいと感じてしまう。

そのあたりの精度がきちんと出てくれるのが3Dプリンターで一番いいなと思っているところかもしれない。

あとは勝手に動いて出力してくれるところか。

仕事中も朝に仕掛けて帰ってきたら完成している。

とてもものづくりの強い味方だ。

 

以上、今回はここまで。