またざっくりとした記事のタイトルだなと思う。
このタイトルだけで一体どれ程のことが書けるのか、筆者は理解しているのだろうか。
まあ後でタイトルは変えるとして、今回は前回作ったハートレー発振回路の発振波形をオペアンプで増幅させる事にした。
発振周波数は1.6MHzである。
かなりの高周波だな。
大丈夫か?
そんなわけはないのである。
今回はそんな落とし穴にハマった話。
さて、颯爽と秋月電子でオペアンプとコンパレータを買った私は意気揚々とブレッドボードに差し込んで、適当なサイトで見た回路を組んで発振波形を入力した。
・・・
動いてない?
動いてないな・・・
これは一体?
まさか秋月電子に不良品つかまされたか?(失礼)
みたいな事を考えつつあーでもないこーでもないと回路構成をいじくり回した。
最近だと眼鏡をかけた状態で眼鏡を探すと言う愚行をやらかしたが、まさにそんな感じである。
そもそも1.6MHzの増幅ができるアンプなんてそうそうない。
ありはするが一個20円とかそんな値段なわけがない。
その辺の相場感が無いままに買って適当に動かしたのが良くなかったがこんなに違うと実感するとこれはこれでまた面白いものがある。
汎用オペアンプは他メーカーのものを試していないからわからないけど大体同じ特性だろう。
今回使ったのはNJM2904Dと言う型式のものである。
最大20kHzが増幅限界値である。
20kHz <<< 1.6MHz
バカでもわかる (わしゃバカ以下か!
そんな訳でこれでは無理だった。
そもそも何でこんな事をしようとしているかと言うと、AMトランスミッターを作りたいからだ。
発振周波数は搬送波として用いて、これにもう一つ低周波信号を乗せてアンプで増幅してアンテナで飛ばす。
つまり搬送波と信号波の混合器を作ろうと言うものだ。
そのためのアンプを買ったつもりだった。
買う際にそこまで考えてなかったけど汎用アンプの性能が知りたかったのでよく分かった。
ただ、このままでは増幅出来ないじゃん。
と言う事でたまたま手元にあったNJM4580DDと言う音響関係で使われる超有名なアンプを使って増幅させる事に。
結果は増幅出来なかったが、ちゃんと動作は追従出来ていて「なるほどさすがは音響アンプ、汎用品とは違うのだよ汎用品とは」などとセリフだけパクる最悪なガンダムオタクみたいな事を口走ったりなどした。
いや、本当に同じアンプなのかってくらい動作に歴然とした差分があったのでちょっとだけ羅列する。
2904のスルーレートが0.5V/us
4580のスルーレートが5.0V/us
動作速度が10倍も違う。
音響系のアンプは本当に高性能なものなんだと実感。
2904はそこまで応答速度を求めないような制御系で使用したりするのか?
もしくはボルテージフォロアーとか?
4580はスルーレートで話してるけど増幅度が1以下になるのは800kHz辺りから。
人間の可聴域が20Hz〜20kHzらしいから充分すぎる性能だな。
そう考えると汎用アンプが20kHzまでしか増幅しないのは可聴域を考慮しているのか?
などなど、両者の違いについて色々しれてよかった。
本当はもっと詳細な文献を見つけてしまってもっとつらつら長々と書き連ねたいところだけどもう眠いのでパスでお願いします。
また今度機会があったら更新するわね。
以上、長文駄文失礼