基板を発注した話2

今日中にいろいろと手を加えて前回の基板をより良いものにするべく手を尽くしていた。

結果的にとても良いものが出来上がった気がするのですぐさま進捗報告したくて抑えきれなかった。

以下が今回の改良版である。

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逆接続保護回路Ver.2

基板外形が小さくなっているのは見ればすぐにわかると思うが、実は回路も少しだけ追加した。

逆接続した際にそれを知らせてくれるようLEDを追加してある。

動作もブレボで確認済みで、ちゃんと問題なく動作していたのでこれでいけるはず。

LEDも1608サイズにそろえて表面実装とすることでかなりコンパクトにまとめられたのではないかと思う。

それではレッツ発注! と行きたいところだが、前回のMOSの端子ミスがあまりにもショックすぎて、修正直後にすぐに発注をかけてしまった。

なのでこの回路だけでもうすでに6000円くらいの出費になってしまっているのでよもやこれまで、一度クールダウンが必要との判断である。

もし次に発注するならUVLOも含めた回路で50mm×50mmに収めて作りたいものだ。

なんだかんだ慣れてしまえばめちゃくちゃ楽しい。

今回はちゃんとアートワークの醍醐味も味わって作れただけに達成感たるや。

そのうち自分のマークも作って印字したい。

 

 

追記:20210906

よくよく見てみるとダイオードの向きが逆になっていたので修正した。

逆になっていたというか、「アノード」「カソード」の表記が逆になっていた。

それに伴い配線の太さも変更してある。

いわゆるパワーラインと言われる電源から負荷までの大電流が流れるラインについては他の配線よりも太めにしてあげる方がいい。

だいたい言われているのは1mmの配線幅で1A程度の電流を許容できるというもの。

従って以前の配線だと0.8mmだったので1A弱程度で配線パターンの限界を迎えてしまうことになるので1.5mmに変更した。

また、電流が多く流れる経路で直角を作ることはあまり推奨されない。

FH試験などでパターンが燃えるとき、直線部分よりカーブ部分で発熱することが多いのが私の経験としてあるのでできるだけ直角を避ける配線パターンにした。

以上のようなことを考えて改版したのが下記である。

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逆接続保護回路Vol.2 改版

まあ今回の微修正はかなり気を使ったものであって必ずそうしないとダメかというと、前回のアートワークでも全然問題なく動作すると思う。

ただ、自分の知っている知見をもりもりに詰め込んで自己満足したいという欲求を満たす意味で取り掛かっただけと言えばその通り。

とは言えそういったお試しをできるのが自作のいいところである。

自分の知識が本当に正しいものなのかどうか確かめるためにもいろいろと試作基板を作っていきたいと思う。

 

追記2:20210906

もう少しイケイケな感じにしたかったのでさらにいじくり倒していた。

多少はこれでCADの使い方もわかってきたというもの。

とにかく触りまくってれば覚えるのだ。

で、改版を繰り返して現在下記のような状態にある。

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逆接続保護回路Vol.2 改版2

Vol.2とか改版2とかいろいろ名前の後ろにくっつけすぎである。

一体何回手直しするんだって感じだがおそらくこのへんでもう手の付けるところはすべてではないだろうか。

上記でやったことはまず一つに配線の修正である。

電源端子からMOSまでの配線が基板上部を大きく迂回していたので背面を通して一直線に修正した。

そのことで部品配置を若干修正することができて外形が少し小さくなった(1mmだけ)

それともう一つはGNDビアの追加である。

これがちょっと骨が折れるものであった。

色々調べて試しながらなんとかできた。

私の使っているCADのバージョンが古いためフットプリントを作ってネット名にGNDを指定して打つという方法で行う必要があった。

これに関しては参考となったサイトのURLを下記に残しておきます。

KiCadでviaをたくさん打つ (idken.net)