前回は逆接続保護回路の基板を作った。
基板を発注した話2 - Rightblue9のブログ (hatenablog.com)
で、引き続き基板作成に取り掛かろうというもの。
次は何を作るかというとUVLO回路である。
回路は下記のようなもの。
この回路は検索するとすぐにヒットする。
特許取得されているものなので個人の利用範囲内に抑えて利益を得るようなことはしてはいけない。
しかし勉強のために回路を組んで動作確認などを行う分には大丈夫である。
まずはブレッドボード上に組んで本当に動作するのかを確認した。
それに従いきちんと動作する乗数を探し出してあり、上記乗数が一応それにあたる。
この回路は主に電源をバッテリー想定で10.5V以下でOFFする仕様である。
ON時の電圧は11.5Vである。
それらを微調整するための可変抵抗器を組み込んであり、後段のコンパレータの基準電圧を変えることで動作点を変えることができる。
基準電圧を作るにあたってはトランジスタ2石を使用した定電流回路で一定の電圧を出力するようにしてある。
しかしこの回路には弱点があってベースに流れる電流が回路に与える影響を無視できない。
本当に安定したリファレンス電圧が必要な場合はシャントレギュレータを組んでやる必要がある。
シャントレギュレータはこの次にでも作ろうかと考えている。
もしくは過電流保護回路。
いずれにせよkicadの扱いに慣れるために何かしらを作る予定だ。
で、回路を引いたのでアートワークも引いてみたのがこちら。
前回のものよりも回路規模が大きくなり基板も大きくなっている。
部品数も増えた。
だがまだまだ頑張れそうである。
心なしかビアの打ち方も洗練されてきている。(自画自賛も時には必要)
最終的にはLTSpiceでシミュレーションしたDCDCコンバータの回路を組んで実際に動かしてみたいところだ。
ひとまず作りたいものを羅列すると以下のようになる。
これらについて今後記事を書いていこうと思う。
・過電流保護回路
・シャントレギュレータ
・昇圧コンバーター(IC使うやつ)
・反転コンバーター(IC使うやつ)
・DCモータードライバのための回路
・三相フルブリッジインバータ(これはまだ勉強中)
・電子負荷