コッククロフト・ウォルトン回路の製作2

記事のアクセスが多いので追記しようと思う。

おそらく私もそうであったがCWが知りたいというよりどのようにして発振回路を組んでCW回路を駆動させるかが気になっている人が多いと思うので、私が実験した回路図全体をここに乗せておこうと思う。

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CW回路(高電圧発生回路)

上記回路図においては主に主要な回路が下記のように分かれている。

ハートレー発振回路

オペアンプ増幅回路

・電力増幅回路

・変圧器

・CW回路

 

ハートレー発振回路

C7までの回路がハートレー発振回路である。

ここで回路図の表記がよくないので注意してほしいが、L1とL2は実際には一つのトロイダルコアに巻き巻きしている。

巻き線の中点からC4へ接続しているので注意。

また、470uHなどと表記しているが正確に測定したわけではないので後段のオペアンプがきちんと動作するような乗数になるようにうまく巻いて調整してあげる必要がある。

このようにハートレー発振回路はいろいろと手間がかかり面倒なので今後作るとしたらオペアンプの余り1ch分を使ってウィーンブリッジ発振回路を構成した方がいいのではないかと考えている。

 

オペアンプ増幅回路

ここでは反転増幅として使っている。

RY2は基本的に中点で使う。

発振の中心をここで調整する。

出力の発振波形がフルスイング状態で上下ともひずまないようにするのがポイント。

RY3はその枠に収まるギリギリまで増幅してやる。

 

■電力増幅回路

これは単にパワートランジスタかましているだけ。

 

■変圧器

これも手巻きのコイルである。

トロイダルコアを買ってきて自前で巻き巻きして1:10程度になるように自作した。

 

■CW回路

ここではかなりの高電圧が生じるので絶対に変圧器の1次側のGNDと一緒にしてはいけない。

コンデンサの乗数についてはまだ検討しなければならず、もう少し容量の大きいものを検討しなければと考えている。

また、ダイオードショットキーで構成してやるとより効率が良くなるはず。

 

 

とりあえず急いで回路図を書き起こして走り書きしました。

今後の製作にあたる人の参考になれば幸いです。